ビジョントレーニング、スポーツビジョン訓練の全ての具体的なトレーニング方法の解説。ビジョントレーニング、スポーツビジョン訓練には動体視力を鍛えるトレーニング効果、知能を上げる効果もあります。
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■ビジョントレーニング、スポーツビジョンは眼球運動のコントロール能力、焦点合わせ機能、両目の協調機能、動体視力、立体視能力、奥行き認識能力等の視覚能力を向上させるトレーニングです。
これら種々の視覚能力は知能の発達、学習能力に大きな影響を与えます。
学習障害の中には視覚機能に問題のある場合もあり、そのような場合にはビジョントレーニング、スポーツビジョンによって学習能力を正常化させることが可能です。
また、「頭は3週間で良くなる!―世界の権威が実証した、“驚異”のノウハウ!」においても視覚能力と知能の関連性が重視されています。
ハイハイ運動によって鍛えられた焦点合わせ機能、両目の協調性をビジョントレーニング、スポーツビジョンによってさらに向上させることも可能です。
素早くかつ正確に眼球を動かす訓練です。
比較的低速な目の運動であるパースーツ、追従眼球運動と、素早く視線をうごかすサッカード、衝撃性眼球運動を訓練します。
・パースーツ(追従眼球運動)の訓練。
■訓練法
・野球のボールの表面のあちらこちらにアルファベットを記したシールを貼り、このボールを天井から目の高さにひもで吊るす。
・ボールから20センチくらい離れて立ち、ボールを左右にゆっくりスイングさせ、そのボール上の文字を声を出して読む。
・注意力を分散するため、同時にトレーナーに簡単な計算問題を出させ、これに答えていく。
・慣れてきたらボールとの距離を様々に変えて訓練する。
・訓練時間・・・3分
・サッカード(衝撃性眼球運動)の訓練。
■訓練法
・トレーナーは訓練者と40センチの距離に立ち、消しゴム付き鉛筆を消しゴム部分を上に向け、それぞれの手に一本ずつ持つ。距離は30センチほど離す。高さは訓練者の目の高さ。
・両手に持った鉛筆をゆっくりと回転させる。時計回り、反時計回りの両方を行う。
・訓練者はメトロノームの音に合わせて左右の消しゴムを交互に見る。頭は動かさないこと。
・最初はゆっくりの速度で正確に行えるまで訓練する。
正確に出来るようになったらメトロノームのテンポを上げていく。
・慣れてきたらスインギングボール・チェーシング同様単純計算等の注意力を分散させる訓練を加える。
訓練時間・・・2分
・サッカード(衝撃性眼球運動)の訓練。
■訓練法
・20〜30センチ四方の紙にひらがなをを1.5センチ大の大きさで並べて書く。
・この紙から1.5メートルくらいの距離に立つ。
・まず最上段の一番左の文字を読み、次に最下段の一番右の文字を読む。
・次に最上段の左から二番目の文字、その次は最下段右から二番目の文字・・・という順番でよんでいく。
・最上段、最下段が終わったら次は上から二段目、下から二段目、その次は上下から三段目、という順序で読んでいく。
・これをメトロノームに合わせて行う。
・次にもう一枚同様の紙(ただし文字構成は異なるものにする)を10センチ離して横に貼る。
・一枚目と二枚目を交互に読んでいく。
・さらにもう二枚の紙を二枚の紙の下に貼り、これらを行き来して読む。
・慣れてきたら単純計算等の注意力を分散させる訓練を加える。
訓練時間・・・5分
焦点合わせを素早く行う訓練。
■訓練法
・「ひらがなチャート・眼球運動トレーニング」で使った紙と、そのサイズを縮小した物を用意する。
紙のサイズは4〜5センチ四方、文字のサイズは3ミリ程度。
・大きい方の紙を壁に貼り、文字が鮮明に見える範囲で最も離れた位置に立つ。
・小さいほうの紙を手に持ち、腕をいっぱいに伸ばす。
・文字を読みつつ、ぼやけて読めなくなるまで近づける。
・その位置で2〜3秒止め、焦点を合わせることができるか試みる。
・合わせることができたなら、もう少しだけ近づける。
・焦点を合わせることができなくなったら、今度は素早く壁に貼ったほうの紙に焦点を移す。
・焦点が合ったらまた手に持った小さいほうの紙に焦点を戻す。以下繰り返し。
訓練時間・・・3分
焦点合わせを素早く行う訓練。
■訓練法
・「ひらがなチャート・トレーニング」と同様の訓練を、壁にかけたカレンダーと手に持った本で行う。
訓練時間・・・3分
動くものに焦点を合わせる訓練。
■訓練法
・「スインギングボール・チェーシング」で使ったボールを前後にスイングさせ、文字を読みつつ焦点を合わせる。ボールとの距離は40センチ程度。
・慣れてきたら注意力を分散するため、バランスボードに乗って、単純計算をしながらこの訓練を行う。
訓練時間・・・4分
両目の協調性を訓練することによって、立体感、奥行き感のある映像認識、目と手の協調性が向上します。
一時的に距離感覚が変わる可能性があるため、これらの訓練は自動車の運転の前には行わないで下さい。
どの方向に対しても両目の協調性を維持できるよう訓練します。
■訓練方法
・2メートル程の長さのひもに1.5センチ程の玉を通したものを作る。
・ひもの端を訓練者の鼻の中央に固定し、もう一方の端をトレーナーが持つ。
・玉を訓練者の鼻から15センチ、40センチ、80センチに位置させる。
・まず遠くの玉に焦点を合わせ、両目の像がぴったり重ね合わせ、そのまま5秒数える。
・次に中央の玉、その次に手前の玉で同様に像を重ね合わせ、5秒数える。
・これを繰り返す。
・次にメトロノームを用い、1秒間隔くらいで玉から玉へ焦点を移す。
・これらの訓練をひもを上下左右斜めそれぞれの方向に傾けた状態でも行う。 ・さらに玉の位置を色々に変えて行う。
・ひもだけのう状態にして、ひもに焦点を合わせ、焦点を前後に滑らかに動かす。
訓練時間・・・2分
・両目の協調性の柔軟性の訓練。
■訓練法
・まず上の写真のような二枚のカードを用意する。
(「眼は脳刺激でグングンよくなる―米国で開発、凄い効果!」に図があるのでコピーして使いましょう。)
・交差法での訓練
・カードをAの文字が隣り合うようにして片手に持つ。
もう一方の手にペンを、カードの手前、カードの中央の位置に持つ。
・ペンをゆっくり手前に近づけ、目で追う。 ・すると目にはカードの円が4つに見え、さらにペンを近づけると、3つに見えるようになる。
・中央の円を見ると、内側の円が、外側の円より手前に見える。
・ペンを取り去っても、カードのCLEARの文字を鮮明に保ちながら、立体視を維持できるようにする。
・立体視の状態を維持しながら、カードを顔に近づけたり遠ざけたりする。
・次にカードを両手に一枚ずつ持ち、立体視を保ったままカード同士の距離を離したり近づけたりする。
・カードから目を離し、数メートル先を数秒見てからまたカードに視線を戻し、立体視の状態をできるだけ速く復元する。
・立体視を維持したまま、カードを目の前で時計回り、反時計回りに回転させる。
・カードを左右反対に、つまりBの文字が隣り合うように持ち、上記の訓練を同様に行う。
・平行法での訓練
・カードを少し離して一枚ずつ、Aの文字が隣り合うように持つ。
・カードの間から数メートル先を見る。この時カード上の円は4つに見える。
・円が3つに見える位置まで、ゆっくりカードを近づける。
・この時、中央の円では、内側の円が外側の円より向こう側に見える。
・カードのCLEARの位置を鮮明に保ったまま、立体視を維持できるようにする。
・交差法で行った訓練を、平行法でも同様に行う。
・遠距離での交差法の訓練
・カードを4〜5倍に拡大し、数メートル先の壁に貼って交差法を行う。
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